46. orの発音方法。英語発音矯正のコツとフォニックスルール。練習方法。
1.or の発音は3つある。
こんにちは、横浜市都筑区の子供英会話教室で、11年も連続英語スピーチコンテスト受賞!全国1位に導いた英語発音矯正専門家、フォニックス指導専門家。
オンラインレッスン(スカイプ)で英語発音とフォニックスを専門に教えている「みいちゃんママ(妹尾佳江)」です。
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今回は orの発音 についてレッスン致しましょう!
or の発音は3つあります。
順番に解説していきますね。
2.or発音その1:基本のor
発音記号で書くと[ɔːr]
以下単語を大きな声でゆっくり発音してみてください。
morning
forty
short
north
sport
fork
唇(口)は、日本語の『お』を発音する時のように開けたまま、『お~r 』という感じで声を出します。
舌はどうなっているかというと、『お』といったらすぐに、口の天井にむかって舌先を上向きにカールさせ、『 r 』部分で舌先のカールを止め完了する。
舌先は、口の天井には触りません。
このタイミングで舌先を動かすことによって音を変化させます。
みなさん、よく誤解するようですが、『お~』と発音するのではなくr を入れねばなりません。
『~r』部分では、口の開き具合はほんのわずかだけ縦方向にせばめるようにしてください。
舌先をカール=巻き上げていく=持ち上げていく、
つまり、舌先を徐々に持ち上げていくにつれて、音が変化していくのが or なのです。
この音を初めて練習する時には、とにかく、ゆっくり舌先をカールさせながら、出てくる音の変化を自分の耳で確認すること。
舌がどんな形になった時にどんな音が出るのか?
をしっかり確認することが大事です。
慣れてきたら、舌を動かすスピードをアップしていき、ナチュラルスピードまで持っていくこと。
しかし、初心者が、or を発音しながら、同時に自分の耳で正しい音がでているかどうかを確認するのは結構難しいことです。
確実にこの音をだせるようにしたいという場合は、ご自分の発音練習の様子、特に口元をデオカメラで撮影し、ビデオ映像を見て聴いて確認することをおすすめします。
自分ではしっかり出しているつもりの発音も、ビデオで見聴きしてみると、『なんじゃこりゃ~!とんでもなくへんちょこりんな音が出てる~!』という場合が結構あるのが初心者です。
ぜひ一度お試しくださいね。
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3.or発音その2:wの後にor がある場合
発音記号で書くと[əːr]。
以下の単語を発音してみてください。
word
work
worm
world
worse
worst
worth
この or は、wor でこういう音になると教えてください。
この or は birdのir, certainのer, turnのur と全く同じ発音 です。
では、or の前に w がある場合の発音の仕方を説明しましょう。
唇(口)は、縦方向に、手の人差し指の厚みよりやや少ない程度開け、そのままを保つ。
日本語の『あ』を発音する時の1/3程度、縦方向に開けるだけにしてください。
そうしておいて、『あ~r 』という感じで声を出します。
舌はどうなっているかというと、ほんの少しだけ舌先を持ち上げている状態から『あ』という声を出し始め、『~』部分では、徐々に口の天井にむかって舌先を上向きにカールさせ、『 r 』部分で舌先のカールを止め完了する。
舌先は、口の天井には触りません。
こういうタイミングで舌先を動かすことによって音を変化させます。
口の開き具合をだんだんに大きくしていきながら音を変化させるのではなく、口の開き具合は変えないまま、舌先を徐々にカール=巻き上げていく=持ち上げていく。
つまり、舌先を徐々に持ち上げていく為に、それにともなって音が変化していくのが、wの後にor がある場合の発音なのです。
4.or発音その3:基本のor の弱音形
語末にあるorの発音
発音記号で書くと[ər]。
color
doctor
favor
flavor
major
minor
warrior
junior
これは基本のor の弱音形の発音です。
単語の中に2つ以上の母音が存在する場合、強く発音される母音と、弱く曖昧に発音される母音があります。
or が強く発音される母音の場合は基本のor の発音となりますが、弱く発音される場合は、基本のor が軽く弱く曖昧で短い音になります。
color という単語の場合、英和辞典を引き発音記号を見ると、c の後の o に第一アクセントマーク(カタカナのノのような記号)がついています。
ですからこの単語の場合、強く発音されるのは c の後の o で、or 部分は弱音化して発音します。
ほんのわずかに口を開け、弱く短く「ァ」と発音します。
どの程度、軽く弱く曖昧で短い音になるのかを、しっかり覚えてくださいね。
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