アメリカ小学校へ「行きたくない」「行き渋り」「友達ができない」と悩む小学生へ|安心のサポートガイド

帰宅後大泣きする小学生

帰宅後大泣きする小学生

この記事は、英語発音指導の専門家であり、
11年も連続英語スピーチコンテスト入賞・全国1位/2位多数輩出
Googleクチコミ★5.0の高評価をいただき、
英語教育誌「子供英語ジャーナル」で特集された「みいちゃんママ」が、
海外での子育てに悩む保護者の方からのご質問にお答えしています。

英語教育雑誌『子ども英語ジャーナル』の表紙。この号にみいちゃんママの記事が掲載されています。

英語教育雑誌『子ども英語ジャーナル』にみいちゃんママが紹介された号です。

「アメリカに来て3か月が過ぎた頃から、小学2年生の息子が『学校に行きたくない』と言い始め、学校から帰ってくると家で暴れるようになりました。どうすればよいでしょうか?」
というご質問にお答えします。

親の海外赴任により、渡米して3か月ほど経つと、

・「学校に行きたくない」と言い始める。
・朝になるとお腹が痛い・頭が痛いと言う。
・教室ではがんばっているのに、家で大爆発する(暴れる・大泣きする)
・「友達ができない」「学校で一人でいることが多い」と泣きながら話す。

こんな様子を見ていると、保護者の方も本当に心配になりますね。

まず最初にお伝えしたいのは、こうした 「行きたくない」「行き渋り」「友達ができない」 という悩みは、アメリカ小学校に通う日本人の小学生にとって決して珍しいことではないということです。

特に小学2年生くらいの年齢は、日本語でもまだ「ことばで不安を整理し伝える力」が発達の途中です。
そのため、

・学校ではじっとがんばる。
・家に帰ると大泣き・大荒れする。

という「行き渋り」+「家で爆発」の組み合わせは、ごく自然な適応反応です。
お子さまに問題があるのではなく、むしろ 「それだけがんばっている証拠」 と考えてくださいね。

1. 「行きたくない」「行き渋り」「友達ができない」が起こりやすい理由


海外の学校生活は、子どもにとって 「新しいことだらけ」 の世界です。

・先生や友達の話している英語がわからない。
・友だちをゼロから作らなければいけない。
・教室のルールや授業の進め方が日本と違う。
・授業スピードが早い・質問の仕方がわからない。
・休み時間の遊び方・ルールが違う(ドッジボールなど)
・音楽の授業では「ドレミ」ではなく A・B・C を使う。

こうした環境の中で、小学2年生の発達段階では、

・わからないことが多すぎる。
・不安をうまく言葉にできない。
・「できない自分」を許せない。

結果として、

・朝「学校に行きたくない」と言う(行き渋り)
・教室ではがんばるが、帰宅後に大荒れする。
・「友達ができない」「学校では一人ぼっち」と感じやすい。

といった状況におちいりやすい。

これはすべて、脳が新しい環境に慣れようとしている途中の「正常なストレス反応」と考えましょう。

2. 「友達ができない」と感じやすい背景


「友達ができない」「一人でいることが多い」という悩みの裏側にも、いくつかの理由があります。

・英語での雑談や冗談がわからない。
・遊びのルールがわからないので、輪に入りづらい。
・聞き取れないので、会話のタイミングに入れない。
・「間違えたらどうしよう」という不安が強い。
・現地の子どもの動きやテンポが速く、ついていけないと感じる。
・勇気を出して英語をしゃべっても発音が悪いため通じない。

特に、アメリカの休み時間でよく行われる遊びは、日本の小学校とルールが大きく違います。

・ドッジボール(Dodgeball)…日本とはルールもスピードも別物。
・Four Square …日本の学校にはほぼ存在しない遊び。
・キックボール …野球+サッカーのようなルールで初見では難しい。

輪に入れないのは、「性格が暗いから」「社交性がないから」ではありません。
言語・ルール・文化が同時に負荷になっているため、どう入っていいかわからないだけです。

3. 家で保護者が最優先ですべきこと

① 家を「安全基地」にする

まずは、家を「安心してありのままの感情を出せる場所」にすることが一番大切です。

・否定せず、話をさえぎらない。
・「がんばったね」「学校、大変だったね」と一言そえてあげる。
・アドバイスや“正しい答え”は急いで出さなくて大丈夫。
・泣く・怒る・荒れるのは「ガス抜き」と考える。
・家では好きなこと・得意なことを自由にさせて自己肯定感を回復させる。

「家族は絶対に味方・家は自分を優しく守ってくれる場所」という感覚が少しずつ戻ることで、
学校での「行き渋り」や「行きたくない」という気持ちは、ゆっくり緩んでいきます。

② 行動だけを変えようとしない(行動の矯正は逆効果)

適応の途中段階で、

・叱る。
・我慢させる。
・正しい行動を強く教え込む。
・「学校へちゃんと行きなさい」とだけ言う。

といった行動の矯正に焦点を当ててしまうと、余計に悪化することが多いです。

いま必要なのは、
「行動を直すこと」よりも「感情を回復すること」です。

③ 「頑張り貯金」を減らす生活の工夫

・毎日20〜30分、親子の“甘え時間”を意識して取る。
・ハグやスキンシップを増やす。
・ベタベタしてもいい時間をあえて作る。
・絵・レゴ・ブロック・ボードゲームなど「言語負荷ゼロ」のお子様が得意で楽しめる遊びを一緒にする。

ストレスが強くなると、「甘える」「幼い行動が増える(退行)」ことがありますが、これは自然な回復プロセスです。悪いことではありません。
時期がくれば消えていきますので、過度に心配しなくて大丈夫!

4. 学校と連携するときのポイント


先生に伝えておきたいポイントは、次の3つです。

  1. やる気がないのではなく、不安と疲労がとても強い状態であること。
  2. 英語で「助けて」と言うことが難しいこと。
  3. ことばの代わりに、ジェスチャーで助けを求められるようにしたいこと。

▼ ジェスチャー例(先生への共有用)

・胸に手を当てる:「困っている」「助けて」
・頭に手を当てる:「体調が悪い」
・肩を押さえる:「いじわるされた」
・人差し指を立てる:「どこへ行けばいい?」「どのページ?」
・目元をそっと触る:「悲しい」


「どのジェスチャーが、どんな意味か?」を先生に伝えておくことで、
言葉が出なくても気持ちを汲んでもらいやすくなり、お子さまの心理的負担は大きく減ります。

5. 休み時間・授業中のフォローを学校にお願いする


・小グループに入れてもらう、またはバディをつけてペアで行動してもらう(ただし「ずっと一緒」はバディへの負担が大きいため、最初の数分だけ)
・バディも同じ年齢の子どもなので、「少しリードしてもらう」程度にとどめる。
そうしておかないと、バディの負担が過度に増え、バディ自身も授業のながれについていけなくなります。
・休み時間がつらい場合は、図書室・カウンセラー室など「行き場所」を用意してもらう。
・授業中は「わかったふり」をしなくていいように、先生の近くの席にしてもらう。

6. ご家族の心を軽くするために知っておきたいこと


・「頑張れていない」のではなく、「頑張りすぎている」
・家で荒れるのは、「ここなら本音を出しても大丈夫」という安全サイン。
・一直線に適応していけるわけではなく、良い日と悪い日を行き来しながら少しずつ回復する。
・最初の山場はだいたい3〜6か月(いまが一番しんどい時期のことも多い)

お子さんは決して“弱い”わけではありません。
言語・文化・環境のすべてが変わるという、人生でも最大級のチャレンジをし、毎日困難を乗り越えようとしているのです。

泣くこと・怒ること・甘えることも、すべては「環境に適応するための心のエネルギーを調整している証拠」です。

ご家庭が「安心して戻れる場所」であることが、何より心強い支えになります。
どうか今は、「今日もよくがんばったね」と毎日言葉をかけてあげてください。

7.〈参考〉アメリカのドッジボール(Dodgeball)と、日本の子どもが戸惑いやすい遊び


アメリカのドッジボールは日本と大きくルールが異なり、日本の子どもはほぼ100%戸惑います。
「友達ができない」「遊びに入れない」と感じる背景には、こうしたルールの違いもあります。

● アメリカのドッジボールの主な違い

・全員がコート内(中当てではない)
・2〜6個のボールを同時に使用。
・当たったらすぐアウト。
・キャッチすると相手がアウト。
・ジャンプ・しゃがむ・サイドステップなど動きの自由度が高い。
・ボールは柔らかく軽い(痛くはないがスピードが出る)

● 日本の子が感じやすい戸惑い

・ルールが理解できない。
・動きが速すぎてついていけない。
・英語の指示がわからない。
・ボールが複数飛んでくるので怖い。

● 先生にお願いできること

・最初の数週間はドッジボールを免除してもらう。
・休み時間の「安全な行き場所」を確保してもらう。
・教室内でできる静かな遊びを許可してもらう。
・親は、学校でどんな遊びがあるかについて先生から簡単に説明してもらう。
・優しい子に、軽くフォローしてもらう。

● 日本の子が特に困りやすい遊び Best 5

    1. ドッジボール(ルール・スピードが違いすぎる)
    2. 鬼ごっこ(バリエーションが多く、毎回ルールが違う)
    3. ケイドロ(範囲が広く、捕まえる仕組みも違う)
    4. キックボール(そもそもルールを知らない)
    5. Four Square(日本にほとんど存在しない遊び)

8.海外小学校での「わからない」を減らすために


海外の日本人小学生にとって、

単語が読めない
先生の英語が聞き取りにくい
自分が話す英語が通じない

という不安は、「行きたくない」「行き渋り」「友達ができない」と感じる大きな原因のひとつです。

単語が正しい発音で読める・発音できるようになるだけで、海外小学校での“わからない”がグッと減り、自信がついてお子さまの表情は明るくなります。

英語圏の小学校では「読む」だけでなく会話力も必須

発音がよくなることで、
単語を読める・聞き取れるようになるのは大きな強みです。

しかし海外の学校で安心して過ごすためには、実はもう一つ重要な力があります。

それは、

自分の気持ち・困っていることを短い英語で伝える力
友だちとのちょっとした会話に入りこむ力

です。

◆ たとえば、次のような一言英会話です。

“Can I play with you?”(一緒に遊んでもいい?)

“I don’t understand.”(わかりません)

“Can you help me?”(助けてくれますか?)

“Can I sit here?”(ここに座ってもいい?)

“Wait for me, please.”(待ってください)

“I need help.”(助けが必要です)

“Where do we go next?”(次はどこへ行くの?)

アメリカの小学校は教室の移動が多いため、
「次はどこへ行くの?」が言えるのはとても大切です。

一言英会話が言えるだけで大きな変化が起こる

こうした短い一言英会話が言えるだけで、
不安が大きく減る
授業参加が楽になる
友達関係をつくりやすくなる

と、学校生活が一気に過ごしやすくなります。

海外の小学校になじみにくい日本の小学生ほど、
発音 × フレーズ練習 を組み合わせることで、

「言葉が通じた!」
「自分の気持ちを伝えられた!」

という成功体験が増え、行き渋りの改善にもつながります。

▼ こうした「短い一言英会話」もレッスンでしっかり学べます。

みいちゃんママのオンライン個人レッスンでは、

フォニックス
発音矯正
海外小学校で“実際に必要な”英語フレーズ

を、お子さまの年齢・状況に合わせて丁寧に教えています。

「読める」「聞ける」「話せる」を一つずつ増やし、
お子さまが海外の学校で笑顔で過ごせるようサポートしています。

「まずは無料体験で、お子さまの不安がどれだけ軽くなるか実感してみてくださいね。」

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